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「いびき」をかく原因は何ですか?
「いびき」の原因は鼻から気道までのどこかが狭くなっている為、空気が通るたびにその部分が振動して発生する音です。
「いびき」はどうすれば治りますか?
残念ながら、「いびき」を治す絶対的な医学治療は今のところありませんので、CPAP療法などの(症状を抑える)対症療法が中心となります。この場合、使用を止めてしまうと、再び症状は発現します。
ただ、原因の多くは「肥満」であることから、ダイエットなど生活習慣の改善により症状が軽減する場合もあります。
「いびき」と「睡眠時無呼吸症候群」はどんな関係があるのですか?
「いびき」は気道が狭くなって起こります。これが進行すると気道が塞がってしまい、結果的に呼吸ができなくなり「無呼吸」の状態になります。
このように、「いびき」と「睡眠時無呼吸症候群」とは密接に関わっておりますので、決してあなどれません。心当たりがある方は、簡単な検査で診断できますので、当院にご相談下さい。
朝起きた時、口が乾燥しているのですが、「いびき」とは関係がありますか?
「いびき」や「無呼吸」がある場合、口呼吸になっていることが多く、その結果起床時に口の中が乾燥することがあります。これは、CPAP治療を行うことで鼻呼吸となり、改善するケースがほとんどです。
夜中に何度もトイレに行くことが多いのですが、「いびき」と関係はありますか?
「いびき」や「無呼吸」があると、寝ているときに脳が何度も覚醒を起こして結果的に眠りが浅くなり、睡眠の質がとても悪くなります。
「睡眠時無呼吸症候群」と「夜間頻尿」の関係は、はっきりしていませんが寝ているときの中途覚醒が原因で、尿意を二次的に自覚することがあります。つまり熟睡していれば気にならない程度の尿意でも、覚醒したことによって尿意を感じ、トイレに行ってしまうということが考えられます。
実際に、CPAP治療を始めてから夜間、トイレに行く回数が減った、あるいは行かなくなったという声を良く聞きます。
「睡眠時無呼吸症候群」の人は突然死のリスクが高いって本当ですか?
「睡眠時無呼吸症候群」は夜中に無呼吸と低酸素血症を繰り返す病気であることから、心血管系の合併症を引き起こすリスクは高いといえます。
その結果として「突然死」ということにもなりかねません。
最近のデータによると、心臓性突然死の発生リスクは一般の人では朝6時から昼12時にもっとも高まるが、「睡眠時無呼吸症候群」の人は夜中0時から朝6時、つまり寝ている時にもっとも多いことが分かっています。さらに割合もこの時間帯では一般の人のおおよそ2倍との結果がでています。
このことからも「睡眠中の突然死」のリスクは高いといえるでしょう。
CPAP療法は鼻にマスクを着けて呼吸器を使用すると聞きましたが・・・?
CPAPは鼻にマスクを装着して適正な圧力をかけることで、気道が塞がるのを防ぐ治療法です。安全で副作用もほとんどありません。
もちろん、初めのうちはマスクが気になったりする方もいますが、使っていくうちに慣れてきて、ほとんどの方が快適に使用されています。 そもそも普段は呼吸が止まって苦しいわけですから、CPAPで楽になって毎日が爽快という方がほとんどです。
CPAPが合わない場合は途中で止めることは出来ますか?
もちろん中にはCPAPを上手く使えない、合わない方もいらっしゃいますのでその場合は中止をすることが可能です。 保険上は、ひと月単位のレンタル制ですので、装置一式を返却していただくだけでOKです。また、いつでも再開は可能です。
出張が多いのですが、CPAP装置は持って行った方が良いのでしょうか?
CPAPを長期間使っていると、多少「いびき」がマシになるということはありますが、数日経つと元に戻ってしまいますので、出来るだけ持って行かれることをお勧めします。
以前は装置も大きく、重かったですが最近では小型・軽量の機種もありますので、持ち運びもずいぶん楽になっています。
なお、使用電圧は240Vまで自動変圧となってますので、差込のプラグを替えるだけで海外でも使用できます。
CPAP装置のアフターフォローは?
CPAP装置の破損や故障の際は、専門の委託業者が随時対応します。
故意でない限り、通常の使用で起こった破損などは、無償となりますので、ご安心下さい。
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